思いわずらうことなく愉しく生きよ
2004年9月4日 読書
ISBN:4334924352 単行本 江國 香織 光文社 2004/06/19 ¥1,890
三姉妹。
江國さんの、妹さんとの往復書簡を見ていても思うことなんだけど、やっぱりこの人の感性はどうしようもなく特殊なモノなんだろうなあ。
言葉の持つ響きとか、ひらがなの使い方とか、毎回毎回吸い込まれるように読んでしまうのに絶対に残る後味の悪さとか。
そういう他の本では感じられないものが、江國さんの本には溢れていると思う。
おじさんと関係をもってしまうっていう育子のその部分はわからないけど、でもどこかに共感できる部分というものがたくさんあって。
だからこんなに変な話でも、ひきこまれていってしまうんだろうね。
でも夫の暴力のところはどこか生々しくて痛かったです。
暴力が、というか、それを受ける麻子の心のなかが。
ちょっと最近、江國さんの本から遠ざかっていたんだけど、これはじっと読んでしまう本でした。
三姉妹。
江國さんの、妹さんとの往復書簡を見ていても思うことなんだけど、やっぱりこの人の感性はどうしようもなく特殊なモノなんだろうなあ。
言葉の持つ響きとか、ひらがなの使い方とか、毎回毎回吸い込まれるように読んでしまうのに絶対に残る後味の悪さとか。
そういう他の本では感じられないものが、江國さんの本には溢れていると思う。
おじさんと関係をもってしまうっていう育子のその部分はわからないけど、でもどこかに共感できる部分というものがたくさんあって。
だからこんなに変な話でも、ひきこまれていってしまうんだろうね。
でも夫の暴力のところはどこか生々しくて痛かったです。
暴力が、というか、それを受ける麻子の心のなかが。
ちょっと最近、江國さんの本から遠ざかっていたんだけど、これはじっと読んでしまう本でした。
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